IZAM

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男「こっちがわざわざ頭下げて 頼んでいるじゃねぇかっ! ちょっとは譲ってくれたって良いだろ!?」 待っている客も引かなかったようで、 男はこの騒がしい店内にも響くような声で 待っていた客に突っかかる。 「パパ~やめて~」 男の娘だろうか?小学生か、それに満たない 小さな女の子が「パパ」の家では見せない 言動に平静を失っている。 待ち客「娘さんもそう言ってるじゃねぇか!」 娘を引き合いに出して、 男を引かせようと目論んでいるようだ。 男「娘は関係ねぇよ!俺は、 おまえと話してんだよっ!」 待っていた客の目論見は外れたようで、 そんな事は関係無いとばかりに、 今にも手が出そうな一触即発状態である。 EMI「ちょっと!何してんだ!? 他の客の迷惑になるだろうがよ。 マナーくらいは守ったらどうだい?」 そんなに遠い場所に居たわけではないので、 EMIの耳にもこの騒ぎは聞こえ、 どうした事かとやって来た次第である。 男「コイツが順番譲ってくれねぇんだよ」
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