IZAM

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男「…ってEMIじゃねぇか!?」 EMI「何馴れ馴れしい口調で話してんだよ! アンタみたいなおっさん知らねぇよ!」 男は目深に帽子を被り、後ろの方から 長い襟足が出ている程度で、 肌の具合から20代後半~30代前半と 分かるくらいで、パッと見では 誰かは区別がつかない。 ましてや、久々にゲームセンターに 来たのだろうか?顔が広く効く、 EMIでも新参者だと思ってしまうくらい 誰かは分からなかった。 それは、無論ROKIにも同じ事だった。 ROKIは幅広くゲームをしているので、 音ゲー以外でも、格闘ゲーム、メダルゲーム オンラインカードゲーム (ロード・オブ・ヴァーミリオンなど) オンライン対戦ゲーム (麻雀やマジックアカデミーなど)と 様々なジャンルに知り合いが多く、 様々なゲームの猛者の知り合いが多い。 そのどれにも見当たらない人物だった。 男「EMI、俺だよ忘れちまったのか!?」 男はそう言って、深々と被っていた帽子を 脱ぎ、その面を披露する。 EMI「…って、あー!! IZAM(イザム)じゃねぇーか!?」
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