7人が本棚に入れています
本棚に追加
セロを弾くマーシュ
楽しくなり
微笑んでいる
スリーセブンは聴き手になった
「マーシュ。上手くなったよ」
スリーセブンとマーシュが海岸で
歌い演奏していると
ペナン島の兵隊さんが集まり
聴いていた
日ごとに聴衆が増える
大きな拍手にスリーセブンが
手をあげて笑っていた
マーシュが照れ笑いしていると
ペナン島の海軍大佐が現れた
兵隊さんの顔から笑みが消え
直立する
そして敬礼しました
海軍大佐が大きな声で呟いた
「ああ。困ったなぁ」
「大佐殿、何が困ったのですか」
「777番が名前をつけた」
「マーシュのことですか」
「ああ。困った、困った」
「どうかしましたか」
「名前がほしいと言い出した」
「一人や二人良いのでは」
「島のみんなが言い出した」
「じゃあ、許可しましょう」
「いいや。許可できん」
ペナン島の兵隊さんが騒ぎます
「名前、名前がほしい」
「民主化クーデターをしよう」
「クーデターしかない」
海軍大佐が言いました
「777番を本島に強制送還」
「エブリスター島へ強制送還」
「強制送還せよ」
最初のコメントを投稿しよう!