第1章

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「よく眠れた?」 と、聞かれ 「はい!」 と、明るく返事をした 「もう少し病室で待ってて下さいね」 そう言って先生は去っていった 病室に戻り 母親が起きれたか心配であったが『どうせまた間際になってバタバタやってるんだろう』と、気長に待っていた しかし 時間が過ぎても来ない 支度が出来て もうすぐ手術室に行く時間 と、いう頃になってようやく息を切らせばながら母親が、従姉とやって来た 「どうせバタバタやってるんだろうと思ってたよ」 と、よしみは笑った 後に聞くと 午前と午後を間違えて目覚ましをセットしたらしい しかも道を間違えたと 逆によく間に合ったと感心した 朝、廊下で会ったからか先生も病室に来なかったし 母親が来てないのが知られたら、また怒られちゃうかもしれないからね ろくに話しをする時間もなく看護師さんが迎えに来た
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