そして、悪夢は訪れる。

5/17
44人が本棚に入れています
本棚に追加
/191ページ
私は、ぼんやりと....その言葉について考える。 その言葉には、確かに聞き覚えがあった。 そう....それは、私の記憶が正しければ、普通の人を殺人鬼にしてしまうと言う、奇妙な症状の事を表す言葉....。 でも、私には分からなかった。 二人の警察官が一体、誰の事を言っているのかが。 (まぁ....どうでもいいか....。 あ....?、また喉が渇いてきた....血が飲みたいな....。) ふと、そんな思いが、私の中に沸き上がる。 しかし、その直後....私の右肩に鋭い衝撃が走った。 (痛い........でも、何か気持ち良い....。) 私は、ゆっくりと傷みを感じた右肩を見る。 滴り落ちる血液....。 そして、抉り取られた肩の肉。 傷口事態は浅い割りに、滴り落ちる血液の量は多い。 私は、私を傷つけたモノが何かを知る為、傷口から、その軌道を辿った。 そして、視線を移しながら辿り着いたのが、正面で拳銃を構えて立っている男性警察官の拳銃....。 (あ........あぁ♪ 拳銃で初めて撃たれちゃった。 拳銃で撃たれると、こんな感じなんだね? でも....撃たれたって事は、正当防衛しなきゃいけないじゃないですか? 私は自分を守る為に、殺しても良いって事ですよね♪) そう思った瞬間、私の全身に心地好い高揚感が駆け巡る。 私は堪えきれなくなり、銃を構えたままの男性警察官に、向けて走った。 体が、妙に軽い....。 私が、男性警察官の元へと辿り着いた直後、男性警察官は驚いた表情で私を見下ろした。 「はい、御褒美ですよ♪」 私は何となく松村先生の男性器を、この男性警察官の口に入れてみたくなり、呆然と此方を見据える彼の口に、松村先生の男性器を放り込む。 どんな反応をしてくれるのだろう? 私の心の中に、そんな好奇心が沸き上がる。 そして、彼は....私の想像以上に良い反応をしてくれた。 彼は、ワイルドな顔を歪めながらな....涙目になりながら、松村先生の男性器を口内から取りだそうとしたのである。 その瞬間、私の内に痺れるような衝撃が走った。 気持ち良すぎて、心臓の鼓動が速まり、下着が濡れる....。 (快感....。貴方....素敵過ぎます....。)
/191ページ

最初のコメントを投稿しよう!