第三話性奴隷の調教

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第三話性奴隷の調教

クレイが作ったのは、玉ねぎと卵のコンソメスープと…… 卵エッグを乗せたトーストだった。 思いの外、美味しくてルウクは満足した。 カイは終始、やはり不機嫌のままだったが…… 「それでは……食器を下げて来ますね」 カチャッカチャッ ザーッ 食べ終えると、クレイは食器を流し台に冷しに行く。 ルウクとカイは、御互い顔を合わせないようにしてクレイを待っていた。 「さて……と……先生、今日は休みですし……昨日の疲れも残っていらっしゃるでしょうし……先生は御自分の寮へお戻り下さい」 「ゲートなら私が魔法で開いて置きましたから……」 蛇口の水を止めた後、クレイは振り返ってルウクに言うと…… 詠唱呪文無しで、たちまち魔法陣が現れ…… 魔法陣の中に時空の歪みが出現した。 「……分かった。それじゃ……俺は戻るぜ。朝食、御馳走様。しかし……詠唱無しで出すなんて……すげぇな……」 席を立ち、魔法陣を見ながらルウクはビックリしてクレイに言う。 「フフッ……私は悪魔でも強い方ですので……魔力も高いんです。この程度……造作も無いですよ」 笑ってクレイはルウクに答えた。 「そうか……じゃあ……また明日な……」 ルウクはクレイに苦笑して言うと、手を振り魔法陣の中に消えて行った。 ルウクが消えた後、魔法陣も役目を終えて消滅する。
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