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「またホワイティング先生ですか……?」
呆れた顔をしてクレイは、ルウクに言うと記入した。
「……申し訳ない……新薬の薬を徹夜で作っていたら……寝てしまった見たいで……」
クレイの前に着地すると、翼を消してルウクは申し訳無さそうに謝る。
……いつも思うが……変な奴……新薬なんかどうでも良いのに……
けど……こいつも綺麗な顔をしてるな……
「減点もたまってしまいましたし……先生には追加で私が特別ペナルティーを下しましょう」
クスッと笑ってクレイはルウクに言う。
「特別ペナルティー……?どんなのだ?」
訳が分からず、ルウクは眉を寄せる。
「すぐに分かりますよ。皆が帰った放課後、生徒会室に来てください」
ニッコリ笑顔でクレイはルウクに言うと背を向けた。
「……?……良く分からないが……分かった。行けば良いんだな……?仕事が終わったら行くよ」
キョトンとしながらルウクはクレイに答える。
「……馬鹿な奴……」
ポツリとクレイは呟くと、足早に校舎へ入った。
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