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※神様視点
『という訳で、あの子は転生しに行ったよ』
「待て、彼奴を使い走りに使うって事はお前、仕事するのか?」
『僕だって悪いと思えば反省もするし省みることだってあるよ。流石に最近は遊び過ぎてた』
「うぅ~神様ぁやっと戻られたのですね、私は嬉しく思います」
『ごめんね、ミカエル…何時も迷惑かけて』
「いえ、そんな事ありません…私は神様に救われていますよ、何時も」
優しく笑うミカエル
今日は良いものが見れたなぁ~
『ありがとうミカエル、これからもよろしくね』キリッ
「はいっ!!」
「おい、邪魔して悪いがよぉ…俺も言わなきゃいけねぇ事があんだよ……実は、そのなぁ…あの餓鬼と不老にしてやるって約束してな…」
『ふーん、なら君がすればいいんじゃない?』
ハゲが…僕のミカエルを奪っておいて頼み事だぁ!?ふざけんなよ?天使ごときが調子乗ってんじゃねぇぞ…あぁ゛
「できるならもうやってる…それは神にしか出来ねぇだろうが、20ぐらいから不老になるようにしてくれ」
このハゲは頼み方も知らねぇのか?頭下げんだよ…
『嫌だと言ったら?』
ははは、困ってる困ってるざまぁ…
「3000年前の"天使集団堕天"についての詳細な報告を創造神に送ってやる」ボソッ
ぐふっはぁ!!!!!
何でそれを……くっ!
『すいませんでしたー、それだけは勘弁してください』ズサササ-
ズサーと土下座しながら僕は頭を下げた
まさか、異世界の天使であるこいつがそれを知っていたなど…
「まあ、解ればいい…じゃあ頼んだぞ。あ、あと、どうせなら彼奴の転生先は権力のある所にしておけ、その方が彼奴も人生を楽しめるだろ」
『チッ』
そのザクヤの親切心が後に世界を巻き込む争乱の切っ掛けとなる
ただその事はまだ誰も知らない…
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