地球の神様は実はいい人?─ルシフェルの勘違い─

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  『ザクヤさんの語り』 ※ルシフェルと同じでいきます 「ありゃあ確か…そう、もう約2800年ぐらい前だ 俺は天使になってな、初めて神様にあったんだよ 俺は柄にもなく緊張しててなぁ手なんかガクブルで、でもそんな俺に神様は優しく語り掛けてくれた 俺が死んだ頃は神様に対する信仰も厚かったからよ~そりゃあもう崇拝に近いぐらい心酔したさ それに応えるように神様の方も俺を重用してくれるようになって… まあ、その話はいい… 神様はなぁ特殊なんだよ…あ~神様の中でもつう意味な? んで、何でも聞いた話によると神様がこの世界に生まれる時に丁度でかい隕石か何かが直撃して変異を起こしたらしいんだが… その…なんだ、つまりだなその影響で神様は『周りのモノを無作為に吸収する』特異体質になっちまったらしくて 言い難いが、つまり目に見えないモノ…例えば、悪意や善意、世界の恩恵や災厄なんかなんだが… これまた厄介な事に神様の体は吸収したモノを貯めて置くだけで、一定量に達すると一気に解放するように出来ててな…………… そのなんだ…いいモノだけなら喜ぶべき処なんだ 言うなれば"奇跡"を起こせるんだからな 絶対に無理な事ができたり、不治の病が治ったり…いいモノに対する恩恵は確かにある ほら、塵も積もればって言うだろ? ただ残念な事にその逆もあって…例えば大きな地震が起きたりだとか天災が訪れたりだとか… まあ要するにそう言うことだ!!」
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