消えゆく者たち

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それからは特に2人ともSSSメールを気にすることなく、時間を迎える。 「じゃあね、同士ブレイバー。また明日。」 そう言って帰路につく。 「ああ、同士ブレイブ。夜道には気をつけろよ。」 2人はそうやって別れて、僕も帰ってく。 その途中で携帯が鳴る。 ん? 母さんかな? それともブレイバーか? 携帯を開く。 「……え?」 From:非通知 件名:殺す 本文:今、あなたの後ろにいるの メリーさん!? え!? うそうそ!? ゾワッと背筋が凍るのを感じる。 オカルト的なのは信じないけど、リアル人間がこんなことしてるなんて思ったら驚かざるを得ないよ!? 周りを見回す。 後ろも誰もいない。 ホッとため息をつく。 そして、もう一度メールが届いた。 From:非通知 件名:殺す 本文:う・そ(はぁと) 嘘かよ!? てかはぁと何ぞ!? 驚きながらもツッコミ。 自分でもかなり忙しないと思いますよ。 そして、後ろに誰かから掴み掛かられる。 「いやああああああああ!?」 思わず悲鳴を上げながら暴れる。 そして、そんな僕を力で押さえつける。 なに!? なんでこんな力強…… 完全に押さえつけられてからそいつは口を開く。 「よう。」 ブレイバーだった。 「ブレイバー!?なんでこんなことするの!?いやうんある意味お前で良かったけど!」 「そうか」 全く、驚かせてくれる。 「いいから離してよ。あとなんでこんなことしたか説明プリーズ?」 「俺で良かった…か……そいつは嬉しいな」 「は?変なこと言ってないで、はや……く……」 そして、いつの間にか突きつけられているブレイバーのメール。 送信済みBOX。 そこには先程僕が見たメールが…… 「えっ?あっ……」 そして僕は意識を失った。 【完】
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