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指にはさんでいた煙草が、床に落ちた。
背中を冷たい汗が流れるのを感じた。
鍵沼が殺そうとしたのは、俺だった!
心臓が、激しく音を立てた。
このままじゃ殺される!
どうすればいいのかを、必死で考えた。
さっきの俺の言葉が、鍵沼を興奮させてしまった。
だが、俺の考えは間違ってないはずだ。
もう一度、鍵沼が納得するように説明するしかない。
自分にそう言い聞かせながら、俺はメールを打った。
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