Close friend

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 俺は鍵沼という男の携帯電話に、そのメールを送った。  返事を待つ間、一服しようとポケットから取り出した煙草に火をつけた。  おそらく、鍵沼はすべての質問に「NO」と答えるだろう。  今までの経験から、俺はそう感じていた。  ゆっくりと煙を吐き出したとき、パソコンがメールを受信した。  一口だけ吸った煙草を灰皿に置いて、俺はそのメールを開いた。
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