努力うどん

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甘い物って美味しいのかしら? ふと思う。 霊夢が言っていた。 甘いものは別腹よね! そもそも別腹って何? お菓子の家って何? 霊夢が言っていた。 お菓子の家って素敵よね!あったら絶対毎日通うわ! ふむ…… つまりそのお菓子の家とやらを作れば霊夢は毎日来てくれると…… じゅるり…… 思わずヨダレが出てくる。 ここまで霊夢推しをしている私から推測は出来るだろうが、私、レミリア・スカーレットは霊夢が大好きだ。 霊夢のことを考えると夜も眠れないくらいには! 世界で一番! 愛してるー!! はっ!いかんいかん。 またしてもカリスマが剥がれてしまった。 最近になってカリスマが更に保てなくなってきてる気がする。 それもこれも霊夢のせいなのよ! いや、霊夢は大好きなのよ? でも霊夢のせいなのよ! よくわからない気持ちが葛藤している中、私はこの作戦をどうやって実行しようか考えていた。 というのも、私は甘い物というのを好んで食べる種族ではない。 そもそもケーキとかそんな甘ったるいのってなんだか口元に残るというかなんというか…… とにかく好まない。 しかしだ! 霊夢がそれを望むなら…… 私は甘い物だって好きになってみせる! 霊夢はお菓子の家があったら毎日通うって言った。 それはつまりこの紅魔館がお菓子の家化してしまえば、霊夢が毎日来てくれる! とは言っても私からお菓子の家を作るわ! などと切り出せる訳もない。 そこが重要だった。 フランならそこら辺は許されたかもしれない。 ぐぬぬ…… 切り口がわからん。 最悪咲夜に頼んでしまえばなんでもやってくれそうなものだけど…… それだと暴君主人みたいで私のスタイルじゃないわ。 みんなが認めてこその主人よ! そうと決まればまずはそこからの作戦を立ててかないとね……
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