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メールを見てイラついていると、すかさず秀一がスマホを奪った。
「な、なにするんだよ!」
そう叫びスマホを奪い返そうとしたものの、秀一をクラスメートが囲み近付けない。
「ウワーッ!ある意味ツーショットだ」
ムカつくくらい、クラス中が喜んでやがる。
・・・けど、それはほんの一瞬だった。ほんの一瞬で歓喜の声が静まり返った。
「オイ!拓海。この写真、おかしいぞ」
「おかしいって?」
そう聞き返すと、慌てて秀一がこちらにやって来た。
「だって・・・ここ、はるかが立っている辺り、崖だったじゃね?」
「えっ?崖・・・」
俺は血の気が引いた。
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