はるかちゃん

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「無理よ。だってこの時、私たち柵の所にいたもの。はるかはいなかったはずよ。それにコレ。多分、私・・・」  奈々美が自分を指差した。奈々美かどうか分からないが、女子のスカートの裾が写っていた。それに比べれば確かにもっと遠くに見える。 「・・・ね、ねぇ。ひょっとして心霊写真とかじゃないよね?」  誰がそう言った時だ。  スマホが新たなメールが届いたと知らせるために鳴り出した。静寂の中、メールを開いた。
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