探求の闇

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闇。 闇とは一体何なのか。 僕は知りたい。 僕は刑事第1課の金子千尋。 名前からよく女と間違われるが僕はれっきとした男。 巷では肌は白いし、かっこいいからって「嫁」とかほざいたことを言うやつも。 僕は男だって!! さて、そんな事はどうでもよくて、僕は一つの疑問を見つけると答えが出るまで探求し続ける性格で。僕は一人の男に出会ってからとある謎に直面した。 『闇。心の闇とは一体何か。』 天才犯罪者と言われる奴は心の闇を好む。闇を増し、闇を持っている者に犯罪を犯させる。奴は直接手を出さない。 今まで何度も何回も頭脳犯罪者はいた。すべてを逮捕したけど。 だが、奴は今までの犯罪者とは違う。 「闇。dark。心の闇を持つ者・・・。」 持ったものはどういった心境になるのか。どうやって自分の心を闇に染めていくのか。悪趣味かもしれないが、僕も興味がある。 「伊藤光。××大学を卒業。体力的にも頭脳的にも一級品か・・・。」 僕は奴の資料を見ながらつぶやいた。すると部屋の扉が開いた。 「おはようございます!」 「ん、おはよ。」 僕の部下の西勇輝。部下ではなく相棒である。異論は認めない。 「千尋さん、何をしてるんですか?」 「んー。あいつについて調べてたんだ。」 僕は持っていた資料を机に置いた。すると西がその資料を手に取った。 「こんなにイケメンなのに・・・・。悪い事をする奴だとは思えませんよね。」 「西、あまいぞ。世の中は見た目で判断しないほうがいい。人間は本性を現してこその人間なんだ。」 「・・・・・・同じことを言ってますね。彼と。」 西は僕の顔を見て、悲しそうな目で言った。 奴と同じことをか・・・・。同じ闇を探求するものとしては考えることは一緒なのか。 「そうか・・・。」 僕は西の顔を見ずに返事をした。 僕は西に一つ質問をした。
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