堕ちる

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僕は何があっても笑顔を絶やさない。「笑う門には福来る」っていうでしょ? そして辛いことや悲しいことがあっても負けない。 僕は真っ向で挑みたい。 今日も僕は千尋さんの依頼で奴のところに向かっていた。 もう会いたくないとは思っていたが、刑事である以上仕方のないことだと思っている。 「久しぶり。相変わらずかな?」 「僕は会いたくばかったのですがね。」 伊藤光。 会うのは5回ぐらいかな。前に会った時に変なことを吹き込まれ、あれで僕はしばらく頭を悩ませている。 「美しいなぁ・・・。」 光はいきなり僕の心臓あたりを見て言った。 「・・・・僕は闇には負けません。お前の言うとおり闇があったとしても僕は負けません。打ち消します。」 僕はいつも通り檻の中に入り、光の身体チェックをした。もちろん、異常はなし。 すると彼はいきなり口から血を流した。 「お前!?・・・・舌をっ!?」 「もう僕は・・・ここで・・・いるのにはっ・・・飽きた。だから、せめてものっ・・う・・・君の前で・・・死のう・・・と思って。」 僕は急いで医療具を持ってくる。そして僕は彼の口内の治療をした。 「アホなことは止めろ!」 しかし、僕は迂闊であった。 犯人に対して大きな隙を作っていることに気がついていなかった。 彼はいきなり僕の耳元で何かを囁いた。 「XXXXXX」 僕はそれを聞くとなぜか力を失い、意識も失った。 「西勇輝クン。君には何か恨みつらみ、いやなことや殺してしまいたい人はいるかな?」 僕は意識がないまま答えた。 「・・・・・・ハイ。」
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