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「ぁ はっ? なっ___!???」
そして、右手の手首から肘にかかてまるでナイフに切り付けられたような『古びた傷跡』が現れた!
『メールを見ろ』
ソレは、錯覚でなく間違いなくそう読める『文字』。
俺は震えながら、隣の『中指』でスマホの画面をタッチする。
二通目のメールには、『あなたの罪を懺悔して下さい。 5分以内に返信して下さい』。
三通目のメールには、『五分経過しました人差し指を切除しました。 今後、返信に応じない場合は5分ごとにペナルティとして各部位の切除にうつります』とか書かれていた。
中指と薬指が消えた。
ピロリロリン♪
『再送:過去のあなたを人質にしました』
ピロリロリン♪
『逃れるためにはあなたの罪を懺悔して下さい』
ピロリロリン♪
『既読スルー及び入力ミスにはペナルティが発生します。 次のペナルティまで3分45秒です』
「な…! なんだよ!?? なんなんだよ!??」
懺悔??
何のことだ???
何故、指が俺の指が???
反射的に、俺はスマホを放りだす!
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