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冗談じゃない!
だ だ れか 助けを! いや! ここから逃げないと_____
ピロリロリン♪
ピロリロリン♪
「ひぃいいいい!!」
走って逃げようとした俺の左足が、ストンと膝まで消えた。
ピロリロリン♪
ピロリロリン♪
俺は、這いずりスマホを拾う!
『ペナルティを遂行しました』
『再送:逃れるためにはあなたの罪を懺悔して下さい。 既読スルー及び入力ミスにはペナルティが発生します』
「ふざけるな! 一体なんだっていん___らぁ? ふああ??? ほぉれろぉぉおおひたらぁぁあああ?!?!?」
口の違和感に、残った指を突っ込んで探しても無かった。
おれの 舌ぃた が
「あぐうううう! あ"~~~~ううっつ! あ"あ"!!!!」
俺はスマホにくらいつき、覗き込み、震える「小指」で返信をタップする。
懺悔。
懺悔ってなんだよぉおおおお!
ピロリロリン♪
『再送:逃れるためにはあなたの罪を懺悔して下さい。 既読スルー及び入力ミスにはペナルティが発生します』
左腕が、肘まで消えた。
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