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どうにか終えて、
あとはプリントアウトすれば終わり、
という段階で
妙なところをクリックしてしまい、
一瞬で全部消えた。
……あり得ない。もうやだ。
誰もいない、
淋しいオフィスに
力なくキーを打つ音だけが響く。
零時を回ってようやく仕事を終え、
電車に揺られる。
無事に駅に降りられたことが
何故か歓喜するほど嬉しい。
家に帰り着き、
ビールを飲みながら見た
携帯に驚愕した。
“黒い鳥から
不幸をお届けいたしました”
【終】
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