第1章

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そんな生活を3か月ほど続けていると、ある日、仕事帰りに陽のスマホにメールが届いた。 あて先は、陽の知らない相手からだった。 視界便利屋と書かれていた。 陽は、何かの広告メールだろうと、思って何気に開いてみた。 すると、そこに描かれている内容を読んで、陽は驚いた。 「今日から、あなたの、目をお借りいたします。期間は1ヶ月です。仕事が無事終われば、その報酬は、あなたの預金口座に振り込まれますと言う内容だった。 陽は訳が分からなかった。 俺の目を借りたいってどういう事なんだ。 訳が分かんないや。 陽は、少し気味が悪い内容に驚きメールを破棄した。 しかし、そのメールはその日を境に毎日陽に届く様になっていた。 陽は、毎日来るメールを消去していたが、ある日、残業で遅くなった帰り道、駅前で街灯と、月明かりの薄暗い中、前方から、一人の女性が歩いて来た。
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