零章ー prologueー

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零章ー prologueー

1 「津々家バルカンズ 一位指名 神楽坂グループ 小波 球太!!」 「―――!!」  ・・・今、名前が呼ばれた。俺は・・・俺は遂にプロ野球選手になったんだ!  声にならない叫び声を上げた。同僚やコーチが一斉に俺の周りに駆け寄って来ては抱擁してくれたり握手を求めたりしてくれた。  入社二年目・・・ようやく俺はプロ野球選手になれたんだ。
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