二人の旅立ち

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俺の態度で松田は了承と受け取ったようだ。 「…トゥル…おうちまで…お願い……。」 「リョウカイデス ジャアツイテキテ」 トゥルは松田の手から飛び立つと、松田の目線の高さまで飛んで、森の奥へと動き出した、俺達は今度は見逃さないように、注意しながらその後をついていった、思えばこの時に俺達は気づいているべきだったのだろう、妖精が居るような場所が、地球にあるわけがないことを。
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