二人の旅立ち

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「松田、大丈夫だった?」 「・・大丈夫。」 「それにしても、ここは何処だろう? 見た所どこかの草原みたいだけど。」 「・・あっち・・川・・あった・・。」 「・・・・いつの間に見つけたの?」 俺は不思議に思い訊いてみた。 「・・周りが・・見えなかった・・時。」 どうやら、あの視界が真っ白に染まって、何も見えないなかで、周りを歩き回っていたようだ、・・・・よく動こうと思ったものだ。 「これからどうする?ここがどこかも解らないし、助けを待つ?」 「・・ここに・・いても・・見つかりにくい・・・・川を・・たどって・・みる。」 「分かった、俺も付いていくよ。」 松田はさっき見つけた川が、あると思われる方向に向かって歩き出したから、俺も一緒に付いていった。 3分と掛からずに見つけた川はとても小さく、跨げる位の細さだった。 「川下に行けばきっと人くらいはいるはずだから行ってみよう!」 「・・了解。」 そして俺達は川の流れの方向に向かって歩き出した。
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