26人が本棚に入れています
本棚に追加
「松田、大丈夫だった?」
「・・大丈夫。」
「それにしても、ここは何処だろう?
見た所どこかの草原みたいだけど。」
「・・あっち・・川・・あった・・。」
「・・・・いつの間に見つけたの?」
俺は不思議に思い訊いてみた。
「・・周りが・・見えなかった・・時。」
どうやら、あの視界が真っ白に染まって、何も見えないなかで、周りを歩き回っていたようだ、・・・・よく動こうと思ったものだ。
「これからどうする?ここがどこかも解らないし、助けを待つ?」
「・・ここに・・いても・・見つかりにくい・・・・川を・・たどって・・みる。」
「分かった、俺も付いていくよ。」
松田はさっき見つけた川が、あると思われる方向に向かって歩き出したから、俺も一緒に付いていった。
3分と掛からずに見つけた川はとても小さく、跨げる位の細さだった。
「川下に行けばきっと人くらいはいるはずだから行ってみよう!」
「・・了解。」
そして俺達は川の流れの方向に向かって歩き出した。
最初のコメントを投稿しよう!