宇宙人みっけ!

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小店は閉まり、 周りは住宅街なのに、誰も歩いてはいない。 「……………」 そこの道を通らなくては自宅にはたどり着かない。 私は鞄と練習着と補助バッグと、 重たい荷物を持ってそこを走りすぎようとした。 「ワァァ______!!」 と 叫んだのは おじさんだった。 電信柱の背後から私の前に飛び出したおじさんは、 「ひ……や……」 全裸で両手を万歳にして私の前に立ちはだかった。 恐怖のあまり、声も出せないまま わたしは、 腰を抜かしてしまった。
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