宇宙人みっけ!-2

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そこそこお腹を満たしたみんなは、 また車に乗り込んだ。 ギュウ…… 「ちょっ、崎谷、さっきより太った?!」 「おまえがだろ?でかい上にデブるなよ」 まだ続く前田さんとの痴話?喧嘩。 お構いなしに再び車は走り出した。 「だから、飛ばさないで!」 ドン! ドドン! 穴場と言われる、山中の空き地に着いたころに 丁度花火が上がり始めた。 「由美は、ピンク色と白の花火が好き!」 先に上がる小さめの花火を指差して、 由美は直也の腕に、自身の腕を絡める。 ………ラブラブだなぁ。 私と由美以外は、みなタバコを吸いながら 打ちあがる季節はずれの花火を、 愛おしそうに眺めていた。 「…………」 不思議な光景だった。 崎谷も 前田さんも 小林くんも、 由美と直也も ホントに仲が良いんだ、と思った。 なぜ 私は、この中にいるんだろう? 急に襲う疎外感。 「いつも、ここに来てるの?」
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