宇宙人みっけ!-2

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今で言うなら、KYな発言をした私。 来るときに聞いた、直也の留年の話を思い出したからだ。 「………んなわけねぇだろ?」 由美と腕を組んでいた直也が笑い出した。 「え」 「そんな感動小説の主人公みたいな奴が、今こんなん悪さするか?」 直也と崎谷と由美は、 おかしさのあまり、震えていた。 「嘘?」 アハハハと笑うヤンキーども。 くっそー! と思っていると、 「来るぞ来るぞ、フィニッシュの連打!!」 小林くんが、キラキラした目で空を見上げる。 ドドドドドドドドドドドドドン!!! と 小さな町の空に、 世界が爆発したかのような大きな花火が、 いくつも いくつも 広がって、 高台にいる私たちの目の前に広がるそれは、 今にも手に届きそうだった。 みんなの顔が 光でキラキラしていた。 私は、横に立っていた小林くんの端正な横顔が黄色くなったり、青色になったりするのを、 時々、チラ見してドキドキしていた。 私たちは15歳…____ もう15歳______ これから、こんな花火を 何回観ることができるだろう? image=488747045.jpg
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