29人が本棚に入れています
本棚に追加
翌々日、
朝から小林くんと直也が2人で登校してきていた。
「直也さん、久しぶり見た―!」
玄関で下級生が騒いでいる。
金髪のアイドル顔した小林くんと、
長身、黒髪ロン毛の、ほんとは一つ年上の直也。
2人は並ぶととても目立ってしまう。
「お」
下駄箱で2人に遭遇。
「太田?」
直也が私の顔を見て、朝からボケかましてくれた。
「大島です!」
小林くんは、吹き出して
「大島、怒らせるなよー、きっと前田よりこえーぞ」
一昨日の不機嫌さは、全く残していなかった。
最初のコメントを投稿しよう!