小林くんの恋、亜子の恋

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翌々日、 朝から小林くんと直也が2人で登校してきていた。 「直也さん、久しぶり見た―!」 玄関で下級生が騒いでいる。 金髪のアイドル顔した小林くんと、 長身、黒髪ロン毛の、ほんとは一つ年上の直也。 2人は並ぶととても目立ってしまう。 「お」 下駄箱で2人に遭遇。 「太田?」 直也が私の顔を見て、朝からボケかましてくれた。 「大島です!」 小林くんは、吹き出して 「大島、怒らせるなよー、きっと前田よりこえーぞ」 一昨日の不機嫌さは、全く残していなかった。
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