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自然と、2人の後を歩いて三年校舎に向かうと、
由美と、
"杏"が2人を待っていた。
「おはようございます」
綺麗な顔で、
綺麗な日本語を発する、ハーフの彼女。
茶色いサラサラの肩までの髪が、廊下の窓から吹いてくる風になびいて、
とても、綺麗だと、
女の私でも思ってしまう。
「おはよう、宇宙人。」
小林くんは、そんな杏を一瞬だけチラリと見て
そのまま、教室に入っていく。
「おはよう」
私も続けて入ろうとすると、
杏に腕を掴まれた。
「?なに?」
「あの、お礼に家に遊びにきませんか?
母がそう言ってます」
「お礼?」
……あー
祭りの夜のことか………
「いくいく!!」
と中に割って入ってきたのは、崎谷だった。
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