心……

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「取り調べ………」 「なによ、それじゃ直也たち犯人みたいじゃない。」 ただ、 教師への怒りのぶつけ方が度が過ぎただけ…… そう、周りは捉えてはくれないの? ……理由は、 どうでもいいの? 小林くんたちに会えないで受付前のロビーの椅子に座っていると、 ひとりの おじいさんがキョロキョロしていた。 「あ、早馬のおじいちゃんだ」 由美が椅子から立ち上がり、 小林くんの祖父だという人に近寄っていく。 「直也のガールフレンド、あのバカは、なんで先生を殴ったんだ?」 ガールフレンドなんて言い方がめっちゃ古い、 そう思って聞いていた私に、 「亜子ちゃん」 聞き覚えのある、優しい声が話しかけてきた。 「……祐紀さん」
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