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「もちろん、反対したよ」
表情ひとつ変えないで、
祐紀さんは私の手に持たれたままの缶コーヒーのタブを開けた。
「直也の未来を思ってですか?」
家族なら当たり前の事なのかな?
「二人を思ってだよ。」
…………だけど
生まれてくる命は、
姿は見えなくても、
間違いなく二人の新たな希望になるはずなのに。
「…………もし、、ですよ?私が
祐紀さんの赤ちゃんを授かったら
どうしますか?」
もし、
私が好きな人の子どもを授かったなら
一体
どう決断したたろう?
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