deep love-2

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「また、来るよ」 アパートを出る際、 小林君は笑顔で振り返って、そう言ってくれた。 「……死ぬまで まってる」 嬉しかった、昨夜の彼の言葉をそのまま借りる。 …………ホントに嬉しかったから。 「″死ぬ″って、俺らが使っちゃいけねえーな……」 「…………うん」 大切な人の死を何度か見てきた小林くんは、 「生きてる間、ずっと待ってる、OK?」 そう言い直して、私の頬に触れた。 「キスだけなら、俺が一番になれるように」 数えきれないほどのキス。 「…………ほ、ほら、早く現場にいかないと、従業員にヒンシュクものだよ!」 私から止められるまで、 「やべ」 甘い幸せを私にくれたの。 思えば、このときの胸の高鳴りは、 私の人生のなかで、もっとも、 空近くまで響いたかもしれない。 ………………私たちの運命は、 繰り返すのかな? 出会っているのに、あなたとは、 やっぱり、 ひとつになれない____
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