最大の敵

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小林くんと初めて繋がって、 だけど、初めてだなんて思えない位、 違和感や、ためらいや 勿論、 震えもなくて、ただ、 幸福感しか残らなかった。 「また、来週来るよ。夜仕事じゃないときに」 「うん。私がそっちに行ってもいいけど」 「きっと、亜子は福岡の街ん中、運転出来ねーよ」 玄関での、別れ際 夕陽が眩しくて 目を細めて手を降ると、 「長崎には、戻らないのか?」 車に乗りながら、ちょっと心配そうな顔をする小林くん。 「戻るよ。もう少したったら」 「そっか」 私なら、大丈夫。 一人の真っ暗な夜には、 慣れてしまっているから。 「亜子__!会いたかったよ!」
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