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アイの殺気を感じ取り、すぐに構えたゴブリンは雄叫びと共にアイに殴りかかった。
「フィジカル ガード!」
ルークは物理防御魔法を発動し、アイを守った。
ゴブリンが驚いている間に、アイは駆け出して足を斬りつけた。
『ギャァァァアアアアア!?』
ゴブリンが跪くと、アイは更に腕を斬りつけた。
「フィジカル レインフォースメント!」
今度は身体を強化する魔法である。
「アイ!今ならどんなに暴れても身体に負荷がかからないぞ!」
「オーケー!」
先程までスライムを怖がっていた人間とは思えない程、次々とゴブリンの身体のあちこちを斬りつけていく。
その動きは素早く、ゴブリンに反撃の隙を与えない。
何度斬りつけただろうか。
ゴブリンの緑色の身体は、無数の傷で覆われた。
『グギャァ…………。』
「もうおしまい?なら、とどめよ。」
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