戸惑う本音

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚ 葵くんとの わだかまりが少し 解けたことが嬉しくて、 週が明けたら また韮沢と顔を突き合わせて 仕事をしなくちゃいけないって 忘れていた。 そんな憂鬱な月曜日、 いつも通り電話を受けたり 書類を確認したり している時のこと。 「あの、 韮沢さんいらっしゃいますか」 はたと顔を上げると、 綺麗な女の人がおずおずと 顔を覗かせている。 彼女は通路側に近い デスクにいる私に 声をかけたようだった。 フロアに韮沢の姿は 見当たらなくて、 確か午前は出ている 予定だったことを思い出す。 別に彼の予定だから 把握しているわけではなくて、 同僚として当然の範疇のことだ。 .
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