ぷろろんぐ

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「全部引き終わったが・・・Nからすごい能力ばっかじゃないか?」 Nで属性はまだしも、魔眼まで配るとか・・・。 「そうかい?単発の魔眼なんて君の当てた神眼に全部集約されてるからね! それと巻君の魔力値は507960000だね!」 よくわからないが多分多いんだと思う。うん。 「さてと、能力が決まったところでちょっとだけ特訓しようか。 ラファエルー、あとよろしくー。」 「はーい。 巻様、こちらです。」 執務室から出ていく。 「これからどこに向かうんだ?」 「この神殿にある闘技場ですよー。」 それはまた。 「この神殿も無駄に広いですからねー。 巻様が執務室にたどり着けたのは多分奇跡ですよー。」 「巻でいいよ。ラファエルさんの方が目上だろうし。 歩ける箇所は全部歩いてあそこにたどり着いたんだが、闘技場なんて見つからなかったぞ?」 城だと思ってたこの神殿をぐるぐると1時間くらい練り歩いていたんだがな・・・。 「あ、なら私のこともラファエル、いやエルって読んでください。ラファエルはちょっと長いので。 それと闘技場が見つからなかったのは、おそらく・・・。」 ラファエルが壁の一部を触る。 すると、壁が動き出し扉が現れた。 「こういうことです。 天使以上の魔力の持ち主じゃなきゃ触っても開かないようになってます。」 「こんな扉が隠されていたのか・・・。」 ちょっと探検してみたいと思った。 「はい、こちらです。」 扉を開けた先には端っこが見えるか見えないかまで広がった超広大な闘技場。 「ひろ・・・。」 「ふふふ、そうでしょう? 今からここで私と一緒にしばらくの間能力を使いこなせるように訓練をしてもらいます。」 あれだけ大量の能力・・・使いこなせるかな? 「心配には及びません。 私がついていますから!」 「じゃあ・・・・。 よろしく!」 「任されました!」 こうして訓練の日々が始まった。
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