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「恩人ってほど何かしたわけじゃないけどねー。
あ、初回割引は向こうの世界で100年ごとに更新だから楽しみにしててねー。
よし、じゃあそろそろ異世界に出発だけど準備はいいかな?」
「あ、ちょっと待ってください。」
ラファエルに呼び止められた。
「最後にしたいことがあるので・・・。
巻、ちょっと目を瞑っててくださいな。」
「ああー、そういうことねー。
でも、本当にいいの?多少は縛られることになるわけだけど・・・。」
「いいのですよ。
信用に値できるって思いましたから。
ほら!目を瞑ってください!」
?
素直に目を瞑る。
するとだんだん気配が近づいてきて・・・・。
唇に・・・。
ちゅっ
「!!???!?」
突然のキスに思わず後ろに下がってしまった。
「ふふ、ごめんなさいね。
大丈夫。ただ、加護を与えただけだから。」
「なんだってキスするって言ってくれれば・・・。」
「絶対しようとしなかったでしょ。」
「うっ・・・。」
ヘタレで悪かったね!
彼女がいたことなんてありませんよ!
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