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プルルルルル
「はい、こちら山本。」
「どーもー。ヘルメスだよー。」
ヘルメスから電話がかかってきた。
転生して間もないというのにお早い電話で。
「おう。どうした?伝え忘れたことでもあったか?」
「いやね。今ちょうど遺跡にいるでしょ。
そこにちょっととっておいて欲しいものがあってね。」
なんだ依頼か。
とっておいて欲しいってことは生物が使うには危ういものか?
「とったら送ればいいのか?」
「んー、僕は使わないし持っててくれていいよ。ただ、ほかの人にはあげないでねー。
で、そのモノなんだけど、『アイオーン』っていう半ば神器みたいなもので、時と運命を操作できる腕輪なんだよ。」
「時の操作範囲は?」
「1世界までだね。
仕事が多すぎて休みを取りたい時によく世界を凍結させてバカンスしてたものだよ。」
1世界って半ば神器レベルじゃなくて神器ですやん。
「一応その世界の生物が使用できないように、魔力3億以上所持者しか使用できないけど、万が一のためにねー。」
「了解した。」
「うんうんー。報酬は石15個だよー。
よろしくねー。」
「ああ、またな。」
さて、お仕事しますか。
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