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「うーん、完璧!」
固定化が終わり、アイオーンを回収して、結界を解く。
「ん?」
鼻をつく鉄の匂いの先には体が内側から爆発したような血まみれの人間の死体。
「こいつ、さっきのか。
燃やしとこ。」
魔力波を見た感じさっき遺跡で見た変質者だった。
誰かは知らないけど、汚いので燃やしておく。うん、火葬だ。
任務完了だ。
戻りますかー。
「"獣化"」
【今日は変化なし・・・と。】
ボロ屋に戻って、様子を目で確認する。
一応『全部教えたげる君』から情報は来てたけど、所詮機械だしやっぱ自分の目で見るのが一番安心する。
既に辺は暗くなり始めており、恐らく難破した5人が既に焚き火をしていた。
結界も貼らずに夜に焚き火とかよくここまで生きてられたな。
見た感じ、昼見た二人と中年おじさん(結構強い)と少女(普通の少女)と青年(隠してるみたいだけど魔力が帝級)だな。
中年おじさんと青年がいるから生き残ってる感じか。
ふむ。
これでは、ピンチが来て、助けて、恩売る作戦が失敗するかもしれないな。
・・・あ、別に2週間待てばいいのか。
その時のために準備だけしとくかー。
あー、どうしよっかなー。
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