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私も頷き、同意する。
「早く、彼女がその事に気がついてくれればいいですね・・・」
私は吉永がきっと気付くと思っている。
なぜなら、佐野、がいるからだ・・・
吉永も佐野のことだけは信頼している様子だ。
そして、佐野と言う人間の背中を見ていれば
優劣など、たいしたことではない、ときっと気がついてくれる。
私は呟く。
「きっと、大丈夫です。
佐野先生がいらっしゃるから・・・」
鏡は嬉しそうに少し笑う。
「彼女は素晴らしい指導者だよ。」
私も躊躇なく、頷く。
「はい。私もそう思います。」
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