”千里の道も一歩から”編_陸

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  人がどんなに良くても 仕事がずさんな相手にはそう思うことはない。 友達は気が合えばなることができる。 だが、仕事仲間はもっとシビアだ。 なぜなら、仕事では 役割を果たし、成果を出すことが必須条件だからだ。 だから、社会人にとって、1番嬉しい賛辞は 「是非またご一緒させて下さい」 ということだろう。 鏡の「腐ってた」という言葉に 引っかかりを感じなかったわけではなかったが 私はその理由を問うことはしなかった。 それは私の関わるべき問題ではない。 だから、ただ そうですか、と答え、話を終わらせた。
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