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「そこはやり方を考えよう。あの、なんだっけ?音声認識で入力できるのがあったりするだろ?」
「そうっすね。それでも仕方ないか・・・」
「編集長のご家族もご無事ですよね?」
「ああ。まずはお前たちは身体の治療が優先だ。」
編集長の松村は実際には死んでなどいなかった。
松村の身柄も坂田班のメンバーが警護しており、運良く始末されることはなかった。
松村が死亡したニュースは、坂田班が意図的に流したもので杉村のグループを油断させるためだった。
オリジナルの証拠データから、一部は松村が雑誌に掲載してある程度の反響があったがテレビで数回取り上げられただけだ。
坂田班の一部の人間しかオリジナルの証拠データを三人が持っていることは知らない。
報道後に警察関係者が数名突然辞職したが、それも「暗い夢」サイトに関係のない連中が選ばれて生贄として首を切られただけだった。
竹中たちは怒りに燃えており、あのサイトのポータルを必ず見つけ出してサイトの存在をこの世から消し去り、犯罪行為に加担した連中全員に罰を与えることを決心した。
第一話 CM(クライムマイレージ)完
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