新しい命

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 放課後家に帰ったとき、ケータイが震えた。  画面には“先生”の名前が。 「もしもし?」 「あ、凜?Hello!」 「え、エリカさん?」  相手は先生ではなく、エリカさんだった。 「どうしたんですか?」 「凜、依都が迎えに行くから、下りててっ」 「え、え??」 「よろしくねっ!  Bye!」  そういって電話は切れ。  何がなんだか分からないなか、オレは着替えて下におりた。    数十分後、先生の車が来て、 「乗ってください」  と、言われてオレは指示に従い、車に乗ると、先生は車を走らせた。
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