第1神 ゴッドストーカー 

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【日本】 「はぁー……」 17時を廻っている現在。 オレ、水守真太は普段通りの高校のカリキュラムをこなし、我が家への帰路に着いていた。 ……いや、正確に言えば普段通りの高校のカリキュラムが“行われていた”だ。 今日のオレの一日はため息が五分に一度出るような不幸の連続だった。 例えば朝。 昨日の夜は目覚ましを確実にセットしていた。 しかし電池が切れていて寝坊。 仕方がなく朝飯を抜いて走って登校。 ……していたのだが道中、散歩中の犬に襲われ、登校しているのに学校がどんどん遠退いていく始末。 その出来事が三回起きました。 一時間目が終わった頃にようやく学校に辿り着き、教室に入ろうと扉をガラリと開け……。 ボフンッ ……オレの髪が白髪に染まる。 有名な黒板消しトラップにハマりました。 高校にもなってやられるとは思っていなかった。 昼休み。 2~4時間目の間に23回ほど先生に当てられたりしたが、めげずに購買に向かう。 朝が食べられなかった分、ここで食べて置かなければ午後は確実に死ぬ。 パン販売は激戦区。 定食がある食堂は長蛇列。 どっちがオレの胃を満たしてくれるか……。 ……などと考えてる内に売り切れたらどうする!! と言うわけで人がごった返すパン販売の方に向かった。
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