第1章

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出来る限り彼の立場が悪くなるように、自分に悪いところはないように。 そこだけは十分考えて書いた。 その話が尽き一息ついたが、まだ書きたらないので、今度は今までの彼の気に障ったことを羅列していくことにした。 食べ物の趣味があわない。 映画の趣味もあわない。 そういえば顔も好みじゃないし、 もともと最初から性格があわなかった。 やさしくない。 気を使ってくれない。 自分はなにもせず、命令ばかり。
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