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「 ごめんね・・・優しくできなくて 」
「 みおるちゃんの事、大切にしたいのにぜんぜん上手くできなくて・・・ 」
「 今までだって・・・ずっと 」
今度は私がみおるちゃんを抱きしめた。
小さくて、柔らかで、優しい、私の大好きなみおるちゃん。
「 ううん。嬉しいよ 」
「 ほしのちゃんが私の事、沢山好きって思ってくれてるんだって伝わってるもん 」
「 欲しいってされるのってこんなに嬉しいんだね・・・ 」
「 私ももっともっとしてって・・・欲しいって・・・欲張りになっちゃう 」
私はみおるちゃんの首筋に残した痕にそっと唇を合わせる。
できるだけ優しく、気持ちを込めて・・・
するとみおるちゃんが、ぴくんと身体を跳ねさせて甘えるようにすり寄る。
目が合うとどちらからともなく微笑みあって・・・優しいキスを繰り返した。
「 みおるちゃん・・・私、すっごく焼きもちやきみたい 」
唇が離れた時に、そっと囁くとみおるちゃんが身体を揺らしながら笑った。
「 そうみたいだね 」
「 こんなに一緒にいたのに、まだまだ私の知らないほしのちゃんがいた 」
「 まだ他にもきっと、私のしらないほしのちゃんがいるんだよ・・・ね? 」
上目使いで、ニコっと笑ったみおるちゃんがあんまりにも可愛くてドキリとする。
可愛いだけじゃ無くて誘うような色香があるのはさっき気が付いた事だけど・・・なんか更に増してるような・・・・
「 そうだね。きっとみおるちゃんが知らない私はまだいるよ 」
「 たとえば・・・・・本当はすごくえっち・・・とか ? 」
そう私が言うとみおるちゃんは、少し照れたように笑った。
「 言わせちゃったぁ 」
「 でもそれ、私も一緒だもん 」
「 でね・・・そこを私はもっと知りたいなって思ってるんだけど・・・ 」
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