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空に稲光が走り、稲妻がモンスター達の群れの間に落ち、敵意をこちらに向け襲い掛かってきた。
「ぐるしゅー。」
「なっ!!?」
「まずい!!
アイスブランド!!
由奈!拓也!!刹那!!」
「わかってる!!」
「術式オープン!!」
「全く…こんな時に!!」
咄嗟に前へと踏み込み、戦闘態勢に入る拓也と由奈。
二人に続くように総司達と真戦組の面々が構え、弥や留奈達を守るように囲む。
「真戦組の同志達よ!
モンスターを留奈殿達に近づけるな!!」
「オーッ!!」
ログフォースと真戦組の共同戦線がここに始まった。
「ぐるるがぁぁぁ」
と遅い来るモンスター達を拓也が術式で押さえ込み、由奈や真戦組の面々がつぶしにかかる。
多数同時なら、なだれ式に能力を持たない真戦組がつぶされ、留奈達の下にモンスター達が攻めてくることになるだろう。
だが、ほとんどのモンスターが拓也の術式に押さえ込まれ、数体のモンスターのみが、真戦組のゾーンに送り込まれる形で向かっているため、能力を持たないものでもなんとか倒せている状況、けして部が良いわけではない。
「ちっ……タイミングが良すぎる。
罠か?」
弥も、遠距離魔法で迎撃しながら、何処かに首謀者がいないか見回す。
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