第1章 エターナルブルーを求めて

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空に稲光が走り、稲妻がモンスター達の群れの間に落ち、敵意をこちらに向け襲い掛かってきた。 「ぐるしゅー。」 「なっ!!?」 「まずい!! アイスブランド!! 由奈!拓也!!刹那!!」 「わかってる!!」 「術式オープン!!」 「全く…こんな時に!!」 咄嗟に前へと踏み込み、戦闘態勢に入る拓也と由奈。 二人に続くように総司達と真戦組の面々が構え、弥や留奈達を守るように囲む。 「真戦組の同志達よ! モンスターを留奈殿達に近づけるな!!」 「オーッ!!」 ログフォースと真戦組の共同戦線がここに始まった。 「ぐるるがぁぁぁ」 と遅い来るモンスター達を拓也が術式で押さえ込み、由奈や真戦組の面々がつぶしにかかる。 多数同時なら、なだれ式に能力を持たない真戦組がつぶされ、留奈達の下にモンスター達が攻めてくることになるだろう。 だが、ほとんどのモンスターが拓也の術式に押さえ込まれ、数体のモンスターのみが、真戦組のゾーンに送り込まれる形で向かっているため、能力を持たないものでもなんとか倒せている状況、けして部が良いわけではない。 「ちっ……タイミングが良すぎる。 罠か?」 弥も、遠距離魔法で迎撃しながら、何処かに首謀者がいないか見回す。
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