第1章 エターナルブルーを求めて

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〝必ず、この状況を作ったやつが近くにいるはずだ。〟 だが、この状況を何とかしなくてはいけないという焦りもあり、中々見つからない。 〝どこだ!!どこにいやがる!!〟 探している間にも時間は刻々と進み、次第に拓也の術式で抑えきれなくなってきた。 「ぬおっ!! 弥君!!すまないが・・・・早くしてくれないか? 術式が・・・・もたない・・・・くっ!!」 「くっ・・・・。」 もはや時間が無い。 もしかしたら首謀者などいなく、たまたま偶然が重なっただけかもしれない。 そういう念が頭をよぎる。 「まずい!!術式にヒビがぁぁ!!わた・・・ぐぅ・・・・」 「先生!!? ディバイングレーダー!! ショートシリエル!! ブースト!! 貫け!!アイススピアーズ!!」 「留奈お姉ちゃん!! 活性功!!!」 「ルナティックハザード!! 我魔力を吸い、力を示せ!!! ダークネスサンダ-!!」 押され始めた拓也を手助けするように、留奈達が援護する。 だが、ヒビの入った術式では押さえ込める数も減少し、どんどんなだれ込む数が増えていく。 「くそっ! 何処かにリーダー格が必ずいる! そいつを倒せば………。」 「危ない!お父さん!!」
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