第壱章 うちと沖田はん。

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沖「あー、うーん。まぁ、色々と……」 その反応……教えたくないっちゅー事か……。 梨「そうですか。まあ、沖田はんが無事でほんまに良かったわ」 無理矢理にでも何があったか聞きたかったが今はやめておく。 ……沖田はんが、話したいと思うた時に聞こう…。 沖「ねえ、梨奈さん。聞きたいことがあるんですけど。」 梨「? なんや?」 沖「梨奈さんは関西の方ですよね?」 梨「それが、どうかしたん?」 沖「どうして、江戸で暮らしてたんですか?」 沖田はんは「興味があるんですよ」と言うようにうちの瞳を見つめていた。 沖「もしかして、聞いてはいけない感じですか?」 梨「そないなことないよ!隠しとる訳じゃあらへんし。」 沖「そうですか!」 うちは「こほん」と咳払いをしてうちの過去の話を始める。
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