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「僕は茨木黒斗【イバラキコクト】といいます、白羽根学園3年。怖かったろ、もぉ安心してよ」
「わ‥私は酉倉勇姫です。白羽根学園1年です」
無事自己紹介がおわると黒斗は自分のブレザーを勇姫に羽織らせ桃次を睨み付ける。
「なんだお前、ウチの奴等もてめえがヤったのか?」
「はい、公共の場でこんな行為はしちゃダメだよ」
「うるせぇ!!!!!」
桃次の拳を華麗にかわすと黒斗は桃次の腹部に回し蹴りを放つ。桃次は狭いトイレの壁に思い切り叩きつけられる。
黒斗は続けて5発拳を桃次の腹部に突き立てる。桃次は口から胃液を吹き出しぐったりとその場に崩れ落ちる。
「ちょっ‥‥やり過ぎですよ」
さらに蹴りを放つ黒斗を勇姫は慌てて止める。黒斗は優しく勇姫を抱き寄せると深呼吸をする。
「すみません、抵抗されたらヤバいのでつい」
勇姫は黒斗の身体が震えていたので優しく抱きしめる。喧嘩慣れしてないのに自分を助けに来てくれたヒーローに感謝を込めて力強く抱きしめた。
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